どんなグローバルな仕事より
人生の方がずっと大きい。

人生には誰かに相談したくなる瞬間がある。進学。結婚。出産。家の新築。
起業。経営不振。そして廃業。再起の転職。新商品の開発。事業拡大。
後継者問題。相続。但陽信用金庫の仕事は、こうした相談からはじまります。
すべてに共通して言えることは、人生を左右する相談であるということ。
残念ながら、但陽の仕事にはワールドワイドのスケール感はありません。
しかし、ひとりの人生はきっと兵庫よりも宇宙よりも大きくて、海よりも奥が深い。
あなたはきっと、たくさんの人生の岐路に立つ。あなた自身ではなく、
地元のみなさんの人生の岐路に立ち会うことになる。
きっとハードでタフで奥が深い。そんな仕事が待っています。

人生についての相談は
他人の距離から生まれない。

見ず知らずの他人に、自分の人生を相談することはできない。
それは、但陽のお客さまも例外ではありません。
事務的に仕事をこなすようなひとに、お客さまが悩みを
打ち明けることなどないのです。たとえそれがスマートなやり方だとしても。
どうか、相手を思いやる心は忘れないでください。
雨が降ってきたら、傘を貸す。お孫さんの入学式に
「おめでとうございます」と声を掛ける。
最初は、そんなちょっとした気遣いでもかまいません。
お客さまと喜びや悲しみを共有できる関係をつくるために、
相手の心と真剣に向き合うこと。
そして、その人の心を動かせるような人になること。
それが、よろず相談の原点になるのですから。

目の前に広がるのは
2,102,340通りの人生模様。

兵庫県内の17市区町村に34の営業店舗。ここが但陽の地元です。
地図で見ると小さな地域には2,102,340通りの人生模様（※1）が広がっています。
会社の経営者もいれば、お母さんだっている。抱える悩みは人それぞれ。
しあわせのカタチも2,102,340通りです。答えはひとつじゃありません。
「3人目が生まれた日、おめでとうございます！と、藤原さんが勧めてくれたのは
金利の安い“子育て応援住宅ローン”。びっくりしたわ（笑）（37歳/製造業）」
「年金だけの収入でもローンが組めると教えてくれたのは
うちの娘よりも若い、窓口の橋本さんでした（64歳/年金受給）」
「この金額で一等地に出店できたのは、知り合いの不動産会社に
声をかけてくれた、加藤君のおかげだよ（46歳/喫茶店経営）」
あなたが出会う人生は、果たしてどんな人生でしょうか。

※1：2,102,340は、営業地域の人口を示す。
ただし、平成の大合併と呼ばれる市町村の廃置分合により姫路市
（旧飾磨郡家島町を除く）の人口が測定できないため、姫路市の人口を使用して算出。
（兵庫県企画部統計課が発行する「令和5年度人口推計」の「兵庫県推計人口(令和6年1月1日現在)」より算出）

ひとりひとりが相談窓口。
さあ、よろず相談所になろう。

お客さまはすべて、海千山千の人生の達人。
すくなくとも22歳やそこらの人生では、とても太刀打ちなどできません。
それでも但陽の職員は、ひとりひとりが相談窓口。
なかには複雑な融資が絡んでくる話もあるわけですから、
あなたが覚えることは数多くあります。入社してからの1年間は
OJTを中心に、これから必要になる金融の知識や
社会人としてのマナーを学んでください。但陽にはたくさんの
教育制度がありますが、焦る必要などはありません。
ひとつひとつ着実にステップアップしてください。
地元の話を咲かせるなんて、一昼一夜ではとても成し遂げられない。
一生を賭けてもお釣りがくるほど大きなテーマになるのですから。