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2019年4月のギャラリー

1904

タンバリンを持つ少女

ピエール=ルイ=ジョセフ・ド・コニンク

1828年~1910年 フランス生まれ

(当金庫所蔵)

 コニンクはベルギーとの国境に近いフランス北部の小村メトランに生まれました。
 少年時代を村の装飾画家のもとで働き、その才能を認めた村長らの尽力でベルギーの美術学校へ進む幸運に恵まれます。その後、フランスのリールの美術学校に通いここでも優秀な成績を残し、1850年、22歳の時パリに出て、肖像画、風俗画家として知られたレオン・コニエに就き国立美術学校に学びました。
1859年には待望のローマ賞を得て翌年からイタリアに留学し、4年後にはパリに戻り、サロンに出品を重ねながら実績を積み画家としての地位を築きました。
 イタリアは多くのものをコニンクに与えましたが、作品に共通してみられるエキゾチックな趣もその影響の表れといえるでしょう。タンバリンはコニンクが好んだ小道具ですが、その起源を東方にもつこの楽器も効果的で、作品を特徴づけることに一役買っているようです。

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