兵庫県朝来郡生野町に生まれる。 はじめ上京して工手学校への入学を目指すが、洋画家・山本芳翠との出会いによって洋画を 志し、明治29年に新設された東京美術学校西洋画科に入学、黒田清輝らの白馬会に所属する。 この頃制作された「稽古」は当時の外光派の様子を示す佳品として知られている。 卒業後、自らも出品していたセントルイス万博に合わせて渡米し、その後、イギリスを経て フランスに渡りラファエル・コランに学ぶ。 帰国後は文展、帝展を舞台に活躍し、水彩画においてもその画才を発揮し多くの作品を残している。 白瀧の画風にはその生涯を通して大きな変化は見られないが、平明でオーソドックスな風景や肖像画に画家としての生き方が表れている。 戦後、白瀧は日展を発表の場としたが、画壇での活動には興味を示さず、淡々とした作画生活を送った。
2003年7月のギャラリー
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